ぎょうざマンです!
普段皆さんがよく使用する、もしくは口にする食材の中でも
「小麦粉」はどの家庭にもあるポピュラーな食材ですね。
でも「小麦粉」といっても何種類かありますがその違いってご存知ですか?
当店のぎょうざも、皮に小麦粉を使用しています。
小麦粉は大きく分類すると、
・薄力粉
・中力粉
・強力粉
に分けられます。
メーカーによってはこの種類によって商品名を変えてたりしますね。
では具体的に何が違うのか・・・と言うと。
ズバリ、タンパク質の保有量とグルテンの性質です。
ではグルテンとは?
グルテンは小麦粉に含まれるタンパク質に水を加えると形成される
生地の「粘り」にかかわる重要な要素です。
薄力粉がもっともタンパク質の保有量が少ない為、サクっとあげる天ぷらや、
きめ細かい生地を必要とするケーキや製菓に主に使われます。
逆に強力粉はタンパク質を多く含んでいるため、グルテンを生成しやすく、
パンや、中華麺などに多く使われます。
それらの中間に位置する中力粉は、うどんやお好み焼き、たこ焼きなどに
使われることが多いようです。
ちなみに袋からあけてしまってて、見分けがつかない時は粉を指でつまんでみます。
← つまんだ跡が残るのが 薄力粉です。
← つまんでも跡が残らずにすぐ崩れてしまうのが強力粉です。
これであなたも今日から「利き粉師」ですよ!(o^―^o)
また粉の中のグルテンは水を加えて練れば練るほど多く形成されるので、
うどんなどをよく足で数十分こねたりするのはこのグルテンの力でコシを出すためです。
「天のびろく」のぎょうざの皮も、そのモチモチ食感を出すために粉の選定、
そしてグルテンの形成量を適度にするために程よく練り上げていきます。
食べた時の皮の食感はものすごく大事で、この練り加減ひとつで重たい皮になったり、
物足りない皮になるので、とても重要な工程とも言えます。
小麦粉の事などあまり気にしない事が多いと思いますが、ちょっとした知識があるだけで、
食事の時にふと思い出して
「この食感は強力粉を使ってるのかなあ?」
「どうやったらこの食感になるんだろう?」
などと少し考えながら食べるとまた一つ「食べる」という楽しみ方が
違ったものに感じれるかもしれません。
私みたいに食いしん坊な人間は「ちょっとでも美味しく食べたい!」と思ってしまうので
嫌でも食べながら研究しちゃったりしますね(笑)
外で美味しいと感じたものを家でマネてみたりと結構楽しいですよ(*^_^*) ← 職業柄でしょうか・・・